タイ佛教修学記

佛法を求めてタイで出家した時のこと、出会った人々、 体験と学び、そして心の変遷と私の生き方です。


礼拝

阿羅漢であり正等覚者であるかの世尊を礼拝いたします

ナモータッサ ・ パカワトー ・ アラハトー ・ サンマー・サンプッタッサ(3回)


2021/04/29

私にとって「師」とはどういった存在か?~元・サンガ(出版社)編集部のお二人とのトークライブより~


元・サンガ(出版社)の編集部編集長の佐藤由樹氏と副編集長の川島栄作氏のお二人をお招きしたトークライブを開催、無事終えることができた。


私が進行役でのライブ配信ということで、久しぶりに程よい緊張感を味わった。


テーラワーダ仏教、瞑想、マインドフルネス関連書籍の出版では、右に出る出版社はないというほど有名な出版社のお方をお迎えするのであるから、緊張しないわけがない。



ライブ配信終了後、早速、「素晴らしい内容でした」とのご感想をいただいており、まずは視聴者の方々にとって有意義なお時間をご提供できたのではないかとホッと一息ついているところである。











さて、ライブ配信というのは、かなり頭を使う。


ライブ配信とは、所謂“生放送”だ。


事前に打ち合わせを行ってはいるものの、即座に答えないといけなかったり、機転を利かせた立ち回りが求められるなど、難しさを感じる場面が多々ある。


いかにアドリブを利かせられるかが勝負だといっても過言ではない。



そのようななかで、十分にお伝えすることができなかったことがひとつある。



それは、私に対して投げかけられた質問で、



「(伊藤にとって)先生とはどういった存在か?」



に対する答えの部分だ。


ライブ配信中の回答は、随分と回りくどいことを言ってしまったのであるが、改めて、もう一度、よく思い返してみた。



私にとって先生(師)とは、「信頼」であり、「道」そのものだ。


学ぶ側の身にあって、教えを授けてくださる先生への信頼は必須であると考えている。


いや、信頼は必須というよりも、信頼は絶対なのではないだろうか。



その先生の言葉に対して疑いの眼差しをもって聞いていたとしたならば、それは全く学びにはならないだろう。


また、全く身につかないだろうし、自分のものにはならないだろう。



師弟の深い信頼関係があるからこそ、学びをより深めることができるのであるし、師の教えを受け継ぎ、自身の血肉としていくことができるのである。



また、その学びはそのまま私の「道」であるということだと考えている。


あるいは、それはそのままが私の「生き方」であり「人生」であると言い換えてもいいと思う。



私にとっての先生とは、瞑想を教え導いてくれる存在であるとともに、人生を導いてくれる存在である。




私がこのような考えに至ったのは、母校である大学の講堂(礼拝堂)で毎朝流されていた法話のテープがきっかけとなっている。


当時、私は、毎朝、大学の講堂で行われる朝の勤行に参加してから講義へ出ることを日々の日課としていた。



どのような法話が大学の講堂で流されていたのかというと・・・




「たとい法然上人にだまされて地獄におちたとしても、けっして後悔はしないわたくしである」




非常によく知られた一節なのであるが、これは、浄土真宗の親鸞聖人の言葉であるとされているが、師である法然上人への篤い信頼と、自身が歩む「道」への確固たる確信が底辺にある。


私も「先生」と「私」、「師」と「弟子」との関係を、この親鸞聖人と法然上人のお姿に重ね合わせながら考えていたからだ。



タイでは、実にさまざま師と出会い、さまざまな教えを受ける機会に恵まれた。


なかでも、私が、先に述べたような深く信頼する師との出会いに恵まれたことは、非常に幸せであった。



こうした自身の体験から、私にとっての先生(師)とは、「信頼」であり、「道」そのものであると考えているのである。



元サンガのお二人とは、このような会話を交わしつつ、1時間のライブ配信をさせていただいた。


ライブ配信を収録後、YouTubeにてアップしているので、リアルタイムでご覧になれなかった方やご興味のある方は、是非ともご視聴いただきたいと思う。




【元サンガ編集部編集長の佐藤由樹さんと元サンガ編集部副編集長の川島栄作さんとFBトークライブ】は、下記より。


https://youtu.be/9I0rQhJes_c




また、対談中の話題に挙がった私の心の旅路を綴った話は下記より。


【こころの探究のはじまり】

https://17auto.biz/itoumasakazu/registp.php?pid=3





(『私にとって「師」とはどういった存在か?~元・サンガ(出版社)編集部のお二人とのトークライブより~』)






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